写真家 表萌々花による、国内にある火葬場の煙突をモノクロフィルムで撮影した写真群を編纂した作品集。
現代の火葬場では必要とされず、失われつつある煙突に死のかたちや祈りの風景を見出し、全国各地を回ってその光景を写真に納め、その場の空気まで写しとるような端正な眼差しを行き渡らせている。死にまつわるネガティブなイメージやそれらを遠ざけようとする現代の日本の死生観に疑問を投げかけ、あたり前のように身近に存在するものとして、森や街中の平穏でどこか神々しい異物として「沈黙の塔」が集められた。装丁は死を連想させる黒い糸の和綴じと、光のきらめきや煙、灰をモチーフに柔らかな質感でまとめられている。_ 版元オンラインストアより
限定300部
A4横
和綴じ製本(小口くるみ)
写真 ダブルトーン84点 182P
デザイン:泉美菜子(PINHOLE)
印刷:藤原印刷
製本:望月製本所
出版:PINHOLE BOOKS
ISBN 9913577-2-5 C0072
表 萌々花 Momoka Omote
1998年岐阜県生まれ。海外でのボランティア活動をきっかけに、写真を撮るようになる。帰国後アシスタントを経て独立。訪れた土地の持つ空気感や風土、時に厳しい現実や死生観を感じさせる作品を発表している。